ぼくは、夜中遅くまで起きていることが多い。
夏休みなんか夜更かしばかりしている。
もちろん来年は高3なんで、受験勉強もしなければならないけれど、短波ラジオを聞いたりするのが趣味なんだ。
もうすぐ、京都の名物「市電」が廃止されるらしい。
ぼくは、写真も趣味なので「市電」の写真をいっぱい撮ってきた。
いくつか額に入れて壁に飾っている。

ぼくには七つ年下の妹、まり子がいる。
まだ小学四年生で、かわいい盛りなんだ。
そのまり子が、同じ部屋で寝息を立てていた。
家が狭いので、ぼくとまり子は同じ部屋に寝ていた。
まり子の学習机とぼくの机を並べて部屋を使っていて、勉強などもみてやっていた。

ぼくはそっと、まり子の寝ている布団の横に座り、彼女の手をタオルケットから引っ張り出した。
これからやることで、ちんこがかちかちに立っている。
パジャマの前開きから完全に亀頭を露出させた分身を突き出し、まり子の小さな手に握らせる。
もうそれだけで射精しそうなぐらいに興奮していた。
「起きるなよ」
心で念じながら、妹の手が軽くぼくを握るように指を曲げさせ、上下にこするように自分の手で補った。
はぁ、はぁ、はぁ
ぼくの吐息が激しくなり、胸の鼓動も割れるようだ。
オナニーを覚えたころから、妹の手を借りていけない遊びをしている。
もし見つかれば、大変なことになるのに…

ときおり、まり子は眉間にしわを寄せて「ううん」と唸り、握る手に力が入る。
それがたまらない。
「あふっ」
ぼくは、たまらず発射してしまった。
びゅるるる…
まり子の手の甲や半袖のパジャマの袖口に精液が飛び散り、独特の香りを放つ。
起こさないように、手のひらからちんこを抜いて、ティッシュで汚れをぬぐってやる。
この間など、まり子のあごにまで飛ばしてしまった。
ティッシュで拭こうとしたけれど、起きそうになったのでそのままにしておいた。

これまで何度も、まり子に手伝わせたが、起きることはなかった。

それをいいことに、収まらないぼくは、彼女のパジャマのズボンをゆっくりずらし、キャラクター模様のパンティも下ろしていった。
剃刀ですっと切ったような筋目がぼくの目に飛び込んできた。
その幼い陰部は、大人のいやらしさ(見たこともないが)がなかった。
鼻を近づけると、ほんのり尿の匂いがした。
ぼくは再び痛いほど勃起した。
指で谷間を開き、その複雑な構造をあらわにする。
にちゃ…
糸を引くようなかすかな音がした。
舌で舐めたい衝動にかられた。
舌先を鋭敏にしてその割れ目に差し込む。
ぬち…
塩からい味がひろがり、隠れた甘さもあった。
尿の匂いは内側ほど強くなり、ぼくは興奮してきた。
あはぁ、はぁ…
自分の吐息の音が普段より大きく聞こえる。
びくっ
まり子の内ももがひきつり、腰が動いた。
「やばい。起きちゃう」
しかし、まり子はまた寝息を立て始めた。
パジャマのズボンとパンティを慎重に足から抜き取り、股を開かせた。
もう、ぱっくりと割れ目は開陳され、小さな暗い穴まで見える。
そこが膣だということはすぐに分かった。
しかし、ぼくのちんこがくぐるには、まったく小さすぎるようだった。
小指の先が入るかどうかの穴だった。
穴の上に、本当に小さな突起がある。
「クリトリスか・・な?」
おそらくそうだろう。
そこを舐めてみた。
ビクビクっとまり子の腰が震えたように思えた。
感じているのだろうか?
ぼくは我慢できなくなり、はち切れそうに膨らんだ亀頭をそのあたりに押し付けてみた。
挿入は無理なようだし、そうやってこすりつけて快感を得ようと言う考えだった。
それだけでも、すごく興奮することだった。
さっき射精したばかりなのに、もう、あぶなかった。
かわいい妹の寝顔に、異常に興奮しているぼく。
そのやわらかな谷間が潤い、ぼくの亀頭を舐めるように滑ってくれる。
まり子の口が半開きになり、小さな前歯をのぞかせている。
その顔は快感に微笑んでいるように見えた。

「ああ、だめだ、もう」
ぼくは、ためらうことなく、まり子の谷間に射精した。
さっきほどの量はなかったが、まり子の小さな膣口の中にそれは注がれていった。
「やばいな。妊娠するかな」
まだ生理もない妹にそれはあり得ぬことだったが、浅はかなぼくは心配になった。

ティッシュできれいにふき取ると、また慎重にパンティとパジャマのズボンを履かせ、タオルケットをかぶせてそっとぼくは立ち退いた。
「こんなことばかりしていて、いつかぼくはひどい目にあうんじゃないだろうか?」
そんな良心の呵責に、射精後はさいなまれるのだった。

鬼畜の行い…ぼくは自分にそんな言葉を投げつけ、せめてもの償いだと思うようにする十七の夏だった。